ライフライン取次・仲介サービスは導入すべき？メリットやご入居者様の悩みも紹介

近年では、ライフラインサービスに関する情報が多いことに加えて、ライフスタイルの多様化によって、ライフラインサービス提供会社を1つに選ぶのが難しい時代になってきました。

そのため、「ライフラインに関する問い合わせが増えて業務に支障が出てしまう」「電気やガスの自由化でどこの会社が本当にいいのかわからない」などの悩みを抱えているケースもあるでしょう。

そのような場合には「ライフライン取次・仲介サービス」を活用するのがおすすめです。ご入居者様のライフラインの手続きや手配をまとめて取次・仲介できるため、不動産会社側の業務負担削減に繋がります。

本記事では、ご入居者様が引越し手続きの際に抱える悩みに加えて、ライフライン取次・仲介サービスの一般的な内容や導入のメリットについて解説します。

ライフライン手続きに関するご入居者様の悩みとは？

引越しの際には、転出・転入届の提出や住所変更などさまざまな手続きが発生するため、手続きが多くて大変だと感じる人も多いでしょう。

なかでも、電気やガス・インターネットなど、生活に必要なライフラインの手続きは、先延ばしにしていると生活に支障をきたしてしまうため、早めの対応が必要です。しかし、引越しの際に面倒だったことに関するアンケート調査を実施した結果、26.1％もの割合の人が「ネット回線の手続き」や「電気・水道・ガスの手続き」と回答しました。

ここでは、ライフライン手続きに関するご入居者様の悩みについて紹介します。

電気やガスをお得に利用できるプランがわからない
自分に適したインターネット回線がわからない

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悩み①電気やガスをお得に利用できるプランがわからない

2016年4月に電気の小売業への参入が全面自由化、また、2017年4月には都市ガスの自由化によって、一般家庭や商店などを含む全ての消費者が、電力会社やガス会社を自由に選んで契約できるようになりました。

同時に、近年は電気料金やガス料金の高騰も顕著に現れるようになり、各社1円でも安くしようとさまざまな広告を打ち出し、価格競争も激化しています。

そのため、ご入居者様は各社のプランやキャンペーンなど多くの情報に振り回されて、その結果どの会社がいいのかわからないという状況に陥っているのです。

悩み②自分に適したインターネット回線がわからない

引越し時には、役所での手続きやライフラインの手続きなどに追われるなか、快適な生活のために欠かせないのが「インターネット」の契約です。

近年では、在宅勤務や自宅でテレビを置かずに動画を楽しむ際にネット環境を利用する人も増え、快適なネット生活のためには、どの会社のどのプランが最適なのかわからないという人もいます。

また、電気やガス会社などと同様に、インターネット回線についても、今や多くの会社が競合しているため、自分に最適なインターネット回線を見極めるのは非常に困難です。

ポケット型WiFi・ホームルーターなどもさまざまな種類があるのも、ご入居者様を悩ませる要素となっています。

ライフライン取次・仲介サービスとは？仕組みを解説

新生活シーズンには、引越しをする人も増え、ご入居者様へのライフラインに関する案内に多くの時間を取られてしまうというケースも多くあります。そこで、引越し時のライフライン契約の際に頼りになるのが「ライフラインの取次・仲介サービス」です。

新居の契約を行った不動産会社を通じて、ライフライン取次・仲介サービス業者（代理店）にライフラインの契約についてサポートを受けられるため、引越し時の大変な手続きの負担を低減できます。

また、電気・ガスの自由化に伴い、それぞれのライフスタイルに合った最適なプランも提案してもらえるため、ご入居者様にとっても不動産会社にとっても画期的なサービスとなっています。

ライフライン取次・仲介サービスの仕組みと契約の流れ

ここでは、ライフライン取次・仲介サービスを提供している会社の一般的な流れを確認していきます。

入居手続きをされたご入居者様にライフライン手続きの件で連絡が入る旨を伝えてもらう
ご入居者様の情報を、ライフライン取次・仲介サービス会社に連携する
ライフライン取次・仲介サービス会社からご入居者様に連絡を行い、ライフライン契約のお手伝いをする
ライフライン取次・仲介サービス会社は不動産会社へ仲介手数料が支払われる

上記のようなステップで契約が交わされるため、ご入居者様は自身での調査や問い合わせの必要がありません。

また、さまざまな電力・ガスについても熟知した専門家が案内してくれるため、忙しい引越しのなかでも効率的に手続きできるのです。

ライフライン取次・仲介サービスを導入するメリット

ライフライン取次・仲介サービスを利用すれば、ご入居者様に対して満足度の高いサービスを提供可能です。ここで解説する不動産会社やオーナー側がライフライン取次・仲介サービスを導入するメリットは以下のとおりです。

窓口を一本化できるためご入居者様の手間を削減できる
顧客満足度向上が期待できる
不動産会社側のコスト削減
ご入居者様の紹介で付帯収益アップにつながる

①窓口を一本化できるためご入居者様の手間を削減できる

電気・ガス・水道・インターネットの各手配の窓口を一本化することで、漏れなく簡潔に手続きができます。そのため、ご入居者様の手間を大幅に軽減可能です。また、知識を知らないことから生じるトラブルを未然に防げる点も魅力的でしょう。

結果的に、ライフライン手続きを専門の会社に任せられれば、ご入居者様の手間の削減に加えて安心の生活を提供することに繋がるのです。

②顧客満足度向上が期待できる

ライフライン関連の手続きやサービスを円滑に提供することで、 ご入居者様の満足度が向上します。

ライフラインやインターネットは日々使用するものであるため、毎月の使用料金がお得になった場合や、インターネットをストレスなく利用できる場合などには、「任せてよかった」と感じられます。

特に、引越し繁忙期などには同時にご入居予定のお客様からの問い合わせも増加するため、「問い合わせに対する対応が遅い」「返事がない」などと不快にさせてしまうこともなくなります。そのため、口コミやリピート利用につながる可能性もあるのです。

③不動産会社側のコスト削減

今や、ライフラインサービスやインターネット回線を提供している会社が乱立していて、どこの会社を紹介していいかわからないと感じる方も多いでしょう。

日々目まぐるしく情報が変化するなかで、ライフラインサービスやインターネット回線に関する情報を把握しておくことは非常に大変です。

また、ご入居者様にとっても、サービス会社を知りたいわけではなく、「自身にとって最適なサービス会社を知りたい」と考えているため、中途半端な紹介となるとかえって不満を感じさせてしまう可能性もあります。

これらを専門家に任せることで、ライフラインサービスに関する案内や問い合わせの時間、手間を削減できるため、ほかの業務に集中できるようになるのです。

④ご入居者様の紹介で付帯収益アップにつながる

一般的なライフライン取次・仲介サービスは、ご入居者様のサービス利用で、紹介した不動産会社に紹介料が入る仕組みを採用しています。

導入するサービス会社によっては、成約に至らなくても紹介料が発生するケースもあるため、仲介手数料以外の安定した付帯収益として活用できます。

ライフライン取次・仲介サービスを導入するデメリット

一方で、ライフライン取次サービスを導入する際には、知っておくべきデメリットもあります。

ここでは、ライフライン取次・仲介サービスを導入するデメリットについて、解説します。

必ずしも最適とはいえないプランを提案される可能性もある
導入する業者によっては提案の質に偏りがあるケースもある
設備や地域によっては利用できないケースがある
サービス提供者の信頼性を慎重に吟味する必要がある

①必ずしも最適とはいえないプランを提案される可能性もある

ライフライン取次・仲介サービスを提供している会社によっては、 不動産会社側へ紹介手数料を支払うため、比較的単価の高いサービスをご入居者様にご案内する可能性があります。

ご入居者様がリサーチを行っていないことを逆手に取り、使い方によっては従来より利用料金が上がる可能性のあるプランを提示したり、解約金が発生する新電力を紹介したりするなどのケースが挙げられます。これでは、ご入居者様の満足度をあげるどころか、クレームの元になりかねません。

そのため、導入する不動産会社側としては、きちんと業者を見極めて導入することやサービス品質を振り返る必要があるでしょう。

②導入する業者によっては提案の質に偏りがあるケースもある

ライフライン取次・仲介サービス会社によっては、ご入居者様に関する情報が少なかったり、提携している会社が少なかったりして、提案が不十分であるケースがあります。その内容によっては、案内する担当者で異なるのか、導入先自体に問題があるのかを判断する必要があります。

このような事態を防ぐためにも、どのようなステップを踏んでサービス会社の紹介に至っているのかなどを不動産会社側で把握しておくことも重要です。

③設備や地域によっては利用できないケースがある

ガスや水道、電気やインターネット、すべてのライフライン取次・仲介を、全ての人や地域で対応できるわけではありません。地域によっては、水道会社との契約代行が難しい場合もあれば、オール電化物件などでガスの手配が難しい場合もあります。

そのため、不動産会社側で紹介している物件と、ライフライン取次・仲介サービスを提供している会社の対象が一致しているかどうかは事前に確認することが重要です。

④サービス提供者の信頼性を慎重に吟味する必要がある

ライフライン取次・仲介サービス会社の信頼性に欠ける場合には、サービス提供の中断を余儀なくされる可能性もあります。そのため、ご入居者様に不便な思いをさせないように信頼性の確認や信頼できるパートナー選定が非常に重要です。

また、同時にご入居者様からの理解も必要不可欠です。なかには、不動産会社・オーナー側からライフライン取次・仲介サービス会社への個人情報流出と捉え、不快に感じるご入居者様も少なくありません。

そのような事態を避けるためにも、事前にサービス内容や情報を連携する旨については、丁寧に説明する必要があります。

ライフラインのことはレプリスに任せて、ご入居者様に快適な新生活を！

特に新生活シーズンは、不動産会社はライフライン等に関するお問い合わせが増えて慌ただしいものです。同時にご入居者様も、日常の生活リズムを早く取り戻したいという思いを抱えて、手続きの簡略化を望んでいる人は非常に多いのです。

このような場合にこそ、ライフライン取次・仲介サービスの活用がおすすめです。特に、レプリスの「ライフライン取次サービス」は、ご入居者様のお問い合わせから実際の提案まですべてお任せいただけるため、不動産会社側の手間削減にも非常に有効な手段です。

ご入居者様の快適な新生活の提供や満足度向上にも期待できるため、興味があればぜひ一度ご相談ください。