【管理会社・オーナー向け】ガスが止まったときの対応手順と事前にできる対策

「ガスコンロの火がつかない」「急にお湯が出なくなった」など、ガストラブルは入居者様の生活に大きな影響を与えます。

特に夜間や休日は、入居者様が連絡先を判断できず、管理会社様へ問い合わせが集中することもあります。

管理会社様が相談を受けた際は、まずガス漏れの危険がないかを確認し、ガスの供給停止と設備故障を切り分けることが重要です。

この記事では、入居者様から「ガスが使えない」と連絡があったときの確認手順や、ガスメーターの復帰方法、事前にできる対策を解説します。



ガスが止まったときの確認事項と対応方法

入居者様からガスが使えないと連絡を受けた場合は、すぐに復帰操作や修理手配を案内するのではなく、まず症状を確認することが大切です。

「確認する内容」「想定される原因」「連絡先」の順番で状況を整理し、適切な対応につなげましょう。

1.ガス臭がする・警報器が作動している場合

確認する内容

室内やガスメーター周辺でガス臭がしないか、ガス警報器が作動していないかを確認します。

想定される原因

ガス漏れや、ガス設備に異常が発生している可能性があります。

連絡先・対応

ガス臭がする場合は、ガスメーターの復帰操作を案内してはいけません。

火気を使用せず、電灯や換気扇などのスイッチにも触れないよう伝え、窓や戸を開けたうえで、安全な場所から契約中のガス事業者の緊急窓口へ連絡してもらいましょう。



参考:日本ガス協会「ガス臭いと感じたら」



2.すべてのガス機器が使えない場合

確認する内容

ガスコンロや給湯器など、すべてのガス機器が使えない状態かを確認します。

あわせて、ガスメーターの赤いランプが点滅していないか、液晶画面に記号が表示されていないかを確認してもらいましょう。

ガス料金の未払いや供給停止のお知らせが届いていないか、入居直後であれば開栓手続きが完了しているかも確認します。

想定される原因

すべてのガス機器が使えない場合は、主に次の原因が考えられます。

・地震やガス機器の長時間使用によるガスメーターの安全装置の作動
・ガス料金の未払いによる供給停止
・入居時の開栓手続きの未完了
・ガス事業者側の供給トラブル

連絡先・対応

ガスメーターの安全装置が作動している場合は、ガス臭や設備の異常がないことを確認したうえで、所定の手順に沿って復帰操作を行います。

料金の未払いや開栓手続きの未完了が疑われる場合は、契約者である入居者様から契約中のガス事業者へ連絡してもらいましょう。

復帰操作を行ってもガスが使えない場合や、原因を判断できない場合も、契約中のガス事業者へ相談するよう案内します。

3.一部のガス機器だけが使えない場合

確認する内容

「ガスコンロは使えるがお湯が出ない」「給湯器は使えるがコンロの火がつかない」など、一部のガス機器だけが使えない状態かを確認します。

使用できない機器について、次の点も確認しましょう。

・機器につながるガスの元栓が開いているか
・給湯器やガス機器の電源が入っているか
・ブレーカーが落ちていないか
・リモコンにエラーコードが表示されていないか

想定される原因

一部のガス機器だけが使えない場合は、ガスの供給自体ではなく、元栓や電源、ブレーカー、機器本体に原因がある可能性があります。

給湯器やガスコンロの故障のほか、引っ越しや清掃の際に元栓が閉められたままになっているケースもあります。

連絡先・対応

元栓や電源、ブレーカーを確認しても改善しない場合は、機器の故障が疑われます。

備え付けの給湯器やガスコンロの場合は、管理会社様またはオーナー様から修理業者を手配しましょう。

入居者様が所有している機器の場合は、メーカーや購入店へ相談するよう案内します。



4.確認しても原因を特定できない場合

確認する内容

ガス臭の有無、使用できない機器、ガスメーターの表示、料金の支払い状況、元栓や電源などを確認します。

想定される原因

ガスメーターやガス配管、ガス機器など、入居者様や管理会社様だけでは判断できない箇所に異常が発生している可能性があります。

連絡先・対応

原因が分からない場合は、無理に復帰操作を繰り返したり、ガス機器を分解したりしてはいけません。

契約中のガス事業者へ連絡し、状況を伝えたうえで対応方法を確認してもらいましょう。

一度復帰してもすぐにガスが止まる場合は、設備に異常がある可能性があるため、ガス事業者による点検が必要です。



ガスメーターの安全装置が作動したときの復帰方法

地震やガス機器の長時間使用などによって、ガスメーターの安全装置が作動すると、ガスの供給が自動的に止まることがあります。

ガス臭や警報器の作動がある場合は、ガスメーターの復帰操作を行わず、契約中のガス事業者へ連絡してもらいましょう。



安全上の問題がないことを確認できた場合に限り、以下の手順で復帰操作を案内してください。



なお、ガスメーターの種類によって操作方法が異なる場合があるため、メーター本体に記載された説明や、ガス事業者の案内を優先してください。



1.すべてのガス機器を停止する

ガスコンロや給湯器、ガスファンヒーターなど、屋内外にあるすべてのガス機器を停止します。

使っていないガス機器の元栓が閉まっていることも確認しましょう。



2.復帰ボタンを押す

ガスメーターの復帰ボタンを奥まで押し、表示ランプが点灯したら、ゆっくりと手を離します。

復帰ボタンの位置や操作方法が分からない場合は、無理に操作せず、ガス事業者へ確認してもらいましょう。



3.ガスを使わずに約3分待つ

復帰ボタンを押した後は、ガス機器を使用せずに約3分待ちます。

赤いランプの点滅が消えていれば、ガスを使用できる状態に戻っています。

点滅が消えない場合や、復帰後に再びガスが止まる場合は、操作を繰り返さず、ガス事業者へ点検を依頼してください。



参考:日本ガス協会「ガスが止まったら」



ガストラブルに備えて管理会社様ができる事前対策

ガストラブルが発生した際に迅速に対応するためには、物件情報や連絡先を事前に整理しておくことが重要です。

管理会社様は、次の3つの対策を進めておきましょう。



1.物件ごとのガス情報を管理する

物件ごとに、都市ガス・プロパンガスの区分や、ガス事業者の名称、緊急連絡先を記録しておきましょう。

あわせて、給湯器のメーカーや型番、設置時期、過去の修理履歴を管理しておくと、設備故障が発生した際の業者手配がスムーズになります。



2.入居者様へ緊急時の対応方法を案内する

入居時には、契約中のガス事業者の緊急連絡先や、ガスが使えないときの基本的な確認方法を案内しておきましょう。



ガス臭がする場合の対応も、入居案内や掲示物などにまとめておくことで、緊急時にも入居者様が迷わず行動しやすくなります。



3.夜間・休日の対応ルールを決める

夜間や休日の問い合わせに備えて、受付窓口や緊急性の判断基準、修理業者を手配する条件を決めておきましょう。

対応手順を社内で共有しておくことで、担当者による案内のばらつきや対応漏れを防ぎやすくなります。

また、受付内容や業者の手配状況を記録し、翌営業日の担当者へ引き継げる体制を整えておくことも重要です。



ガストラブル対応を外部へ任せるメリット

ガストラブルへの対応を社内だけで行うと、担当者の負担が大きくなり、対応の遅れや案内内容のばらつきにつながることがあります。

外部サービスを活用すれば、入居者様が相談できる体制を確保しながら、管理会社様の対応負担を軽減できます。



1.営業時間外の問い合わせにも対応できる

夜間や休日を含め、管理会社様の営業時間外にも受付できる体制があれば、入居者様が連絡先に迷うことなく、必要な案内を受けられます。

営業時間外に発生したトラブルが翌営業日まで放置されるリスクを抑え、緊急性の高いケースにも早い段階で対応できます。



2.緊急性に応じた対応につなげられる

ガス臭がする場合と、給湯器だけが使えない場合では、必要な対応が異なります。

受付時に状況を聞き取り、ガス事業者への連絡や修理業者の手配など、緊急性に応じた対応につなげられることが外部サービスを活用するメリットです。



3.管理会社様の業務負担を軽減できる

営業時間外の電話受付や状況確認、業者手配を外部へ任せることで、担当者様が常に緊急連絡へ備える必要がなくなります。

受付内容や対応状況が記録される仕組みがあれば、翌営業日の確認や入居者様へのフォローも進めやすくなります。



レプリスの24時間駆けつけサービス

レプリスの24時間駆けつけサービスでは、ガスや給湯器をはじめとした住まいのトラブルを、24時間365日受け付けています。

電話で状況を確認し、ご案内だけでは解決できない場合は、作業員を手配して現場で応急処置を行います。

主な対応内容は、次のとおりです。

・ガスや給湯器のトラブル
・水漏れや排水のつまり
・鍵の紛失や開錠
・窓ガラスの破損
・電気設備のトラブル

ガス・給湯器のトラブルでは、元栓やガスメーター、マイコンメーターの安全装置などを確認し、状況に応じて対応します。

また、会員様は通常の出張費や60分以内の作業、5,000円以内の部品代などが無料となる場合があります。

専用窓口は19ヶ国語に対応しているため、日本語での説明が難しい外国籍の入居者様にもご利用いただけます。

サービスの対象範囲や無料となる作業内容は、契約プランやトラブルの状況によって異なります。詳しくはサービスページをご確認ください。

ガスが止まったときによくあるQ&A

ガス会社と管理会社のどちらへ連絡すべきですか?

すべてのガス機器が使えない場合は、契約中のガス事業者へ連絡します。

一方、ガスコンロは使えるものの、備え付けの給湯器だけが使えない場合は、設備故障の可能性があるため、管理会社様へ連絡してもらいましょう。



ガス臭がする場合は復帰操作をしてもよいですか?

いいえ。ガス臭がする場合は、ガスメーターの復帰操作を行ってはいけません。



なお、ガスメーターの種類によって操作方法が異なる場合があるため、メーター本体に記載された説明や、ガス事業者の案内を優先してください。



ガスメーターを復帰してもガスが使えない場合はどうすればよいですか?

すべてのガス機器が停止しているかを確認し、メーター本体に記載された案内に従います。

それでも復帰しない場合や、復帰後すぐに再びガスが止まる場合は、操作を繰り返さず、契約中のガス事業者へ点検を依頼しましょう。



まとめ

入居者様から「ガスが使えない」と連絡があった場合は、まずガス臭や警報器の作動がないかを確認します。

安全上の問題がなければ、使用できない機器やガスメーターの表示、料金の支払い状況を確認し、ガス事業者または修理業者へつなぎましょう。

また、物件ごとのガス事業者や設備情報、夜間・休日の対応ルールを整理しておくことで、トラブル発生時にもスムーズに対応できます。

ガストラブルへの対応を属人化させず、入居者様がいつでも相談できる体制を整えることが、安全確保と管理業務の負担軽減につながります。

レプリスの24時間駆けつけサービスでは、ガスや給湯器をはじめとした住まいのトラブルを、24時間365日受け付けています。

ぜひご検討ください。

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